沖縄に心から寄り添った男。

2019年 09月26日 - 日常

皆さんは、瀬長亀次郎(せながかめじとう)という男ををご存知ですか?
そうです、占領下の沖縄で米軍の弾圧にひるむことなく非難の声を上げ続けた政治家カメジローです。
昨日上京の折に、映画「米軍が最も恐れた男 カメジロー不屈の生涯」を観ました。
戦後、占領下の沖縄で米軍の圧政と戦った政治家・瀬長亀次郎の生き様を描いたドキュメンタリーの第2弾。
那覇市長や衆議院議員を務め、不屈の精神で戦い続けた瀬長亀次郎の人生を追い、平成30年度文化庁映画賞・文化記録映画優秀賞など数々の映画賞を受賞した前作「米軍が最も恐れた男 その名は、カメジロー」に続く今作では、カメジローの生涯をさらに深く掘り下げると同時に、本土復帰へ向けた激動の沖縄を描き出していきます。
カメジローが残していた230冊を超える日記を丹念に読み解き、妻や娘らと過ごす家族の日常や、政治家・夫・父親などカメジローのさまざまな顔を浮かび上がらせていくほか、1971年12月4日の衆議院沖縄・北方問題特別委員会で時の首相・佐藤栄作と繰り広げた激論の記録映像が収められ、現代へと続く沖縄の解決されない問題や事象の原点を浮き彫りにしています。
「筑紫哲也News23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けた、TBSテレビ報道局総合編集センター編集部プロデューサーの佐古忠彦TBS元アナウンサーが監督。
音楽は1作目と同じく坂本龍一が担当し、「Sacco」に加え、新たに書きおろした曲「Gui」がカメジローの不屈の生涯を静かに熱く奏でています。
上映館は少ないですが、何のためにこれほど不屈に一本の道を歩み続けたのか?その先に何があったのか?を、渾身のドキュメンタリー映画から見い出してください。

親日家・シラク元フランス大統領死去。  法華坊主 joe

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