農耕儀礼と結びついた秋祭り。

2019年 10月5日 - 日常

収穫の感謝と、翌年の豊作を祈願する秋祭り。
実りの秋は全国各地で秋祭りが行われます。
郷土の伝統や歴史を再現したものや、農耕儀礼と結びついたものなど、夏のお祭りとは違った風情を感じさせてくれます。

県重要無形民俗文化財の「二本松の提灯祭り」は今日から7日まで、二本松市の中心市街地で繰り広げられます。
今年から開催期間が10月第1土曜日から月曜日までの3日間に変更されました。
これも時代ですよね。
初日は午後5時半から亀谷ロータリーで「七町合同引廻し」の出発式を行ったあと、二本松神社の御神火を七町の各太鼓台に取り付けた約300個の紅提灯に移します。
午後5時50分から若連が伝統のおはやしを響かせながら深夜まで城下町を練り歩くお祭りです。
資料によるとその由来は、今から約370年前(寛永20年・1643年)、丹羽光重公が二本松城主として入部した際、「よい政治を行うためには、領民にまず敬神の意を高揚させること」と考え、現在の栗ヶ柵に二本松神社をまつり領民なら誰でも自由に参拝できるようにしたのが、提灯祭りの始まりといわれているそうです。

日本では、提灯を古くから祭礼や儀式などに使用してきました。
さらに江戸時代には庶民にも広く普及し、全国的に闇夜を照らす華やかな提灯を使った祭も登場してきましたが、その中で「二本松の提灯祭り」、秋田の「竿燈祭」、愛知の「尾張津島天王祭」を、「日本三大提灯祭」と称されているそうです。
「秋田竿燈祭」は、東北を代表する夏祭りで、国指定重要無形民俗文化財です。
たくさんの提灯を吊した竿燈(かんとう)を稲穂に見立てて練り歩く姿を見ようと多くの観光客が集まります。
大きな竿燈をバランスよく掲げ、額や肩・腰などへ流す妙技も伝統の技として注目です。
「尾張津島天王祭」の宵祭は、川辺で繰り広げられる行事の美しさで有名です。
津島五車による巻藁(まきわら)船が津島笛を奏でながら進むとき、船を灯す提灯の華麗さとその光が水面に揺らぐ光景が、人々を魅了してきたお祭りで、国指定重要無形民俗文化財です。

ラグビー日本3連勝、サモアに38ー19。  法華坊主 joe

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