読書の力によって・・・。

2019年 10月29日 - 日常

秋の夜長を、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
そして今、「読書週間」であることをご存知でしょうか?
終戦まもない1947(昭和22)年、まだ戦火の傷痕が至るところに残っているなかで「読書の力によって、平和な文化国家を作ろう」という決意のもと、出版社・取次会社・書店と公共図書館、そして新聞・放送のマスコミ機関も加わって、11月17日から、第1回『読書週間』が開催されました。 
そのときの反響はすばらしく、翌年の第2回からは「一週間では惜しい」と、期間も10月27日~11月9日(文化の日を中心にした2週間)と定められ、この運動は全国に拡がっていきました。
そして『読書週間』は、日本の国民的行事として定着し、日本は世界有数の「本を読む国民の国」になりました。

いま、電子メディアの発達によって、世界の情報伝達の流れは、大きく変容しようとしています。
しかし、その使い手が人間であるかぎり、その本体の人間性を育て、かたちづくるのに「本」が重要な役割を果たすことはかわりありません。
法華坊主も毎年、年の初めに「一年間に読書100冊」を目標に掲げていますが、加齢とともに寄る年波には勝てず、併せて生来の怠け癖も手伝って、なかなか目標達成できないのが現実です。
でもこの秋は、先日観た映画「米軍(アメリカ)が最も恐れた男 」の影響もあって、瀬長亀次郎の著書『沖縄からの報告』『民族の悲劇 沖縄県民の抵抗』と『米軍が恐れた不屈の男-瀬長亀次郎の生涯』(佐古忠彦著)を読破しました。
興味や関心を軸にして、次から次へと読書を連鎖させていくところに読書の魅力がありますから、秋の夜長に寝そべっての読書はいかがですか?
ちなみに、「読書100冊」の他に、「映画館のスクリーンで50本」「美術館博物館巡り50展」も目標としているので、今年の残りふた月を有効に活用していきたいと思います。

日本人初の国連難民高等弁務官・緒方貞子さん死去。  法華坊主 joe


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