風もないのにハラハラと。

2019年 11月1日 - 日常

ふた月綴りのカレンダーは、最後の1枚になりました。
今日から11月、和名は「霜月(しもつき)」で、霜が降り始める頃という意味があります。
温暖化で秋の訪れも紅葉も遅れ気味だそうですが、11月ともなれば、さすがに朝夕は随分冷たいものです。
街路樹の紅葉も美しく、風もないのにはらはらと落葉し、かさこそ乾いた音を立てるのも晩秋の風情ですね。

今日は、急転直下?の出来事がふたつありました。
そのひとつは、東京オリンピックの猛暑対策としてマラソンと競歩の会場を札幌に移す案について、東京都の小池知事は正午から開かれた4者協議の中で、「IOCの決定に同意することはできないが、最終決定権限を有するIOCが下した決定を妨げることはしないという東京都としての決断を行った。あえて申し上げるならば、合意なき決定だ」と述べたことにより、IOC=国際オリンピック委員会は最終的に札幌での実施が決まったことを表明しました。
コーツ委員長は、東京に対し感謝こそすれ、謝罪の言葉は最後まで口にしませんでした。
そして、セレブレーションマラソンという実体のないイベントが代案に示されるのような思いつきの提案はしたものの、いろいろなしこりを残したままです。
  
ふたつめは、萩生田大臣の「身の丈にあわせて」という発言が問題となった新たな大学入試に導入される英語の民間試験。
2020年度開始の大学入学共通テストの民間試験導入見送りを決めたことを受け、文部科学省は、24年度をめどに開始を目指す新形式の英語試験に関する検討に入りました。
萩生田文科相は民間試験の活用中止も選択肢に含めた抜本的見直しに取り組む考えを強調しました。
制度の公正さ・公平さが担保されることはもちろんのこと、制度をめぐる混乱が解消され、子どもたちが安心して勉強できる日が来ることを願うばかりです。
IOCや文科省の唐突な、しかも場当たり的な対応に困惑しているのは、今まで努力を重ねてきた関係者であり受験生であることをよく理解していただきたいですね。

2019生、名前の最多は「蓮」と「陽葵」。  法華坊主 joe

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