七五三に欠かせない千歳飴。

2019年 11月13日 - 日常

今月15日は「七五三」です。
11月は秋の収穫を祝う月だったことから、子どもの成長も祝うようになり、人生の節目をお祝いするようになりました。
なぜ11月15日にお祝いすることになったの火というと、それは体の弱かった将軍徳川家光の子供・徳松(後の将軍、綱吉)の健康のお祈りをしたのが11月15日だったからです。
そのお祈りの後、徳松がすくすくと成長したことにあやかって七五三の式日として広まったと伝えられています。
七五三は、室町時代に始まった「帯解きの義」(おびときのぎ)が起源。
昔は医療が未発達なこともあり子どもの死亡率が高かったため、「7歳までは神の子」といわれ、それまでは魂が定まらないと考えられていました。
7歳は大事な節目の年とされ、7歳で神社の氏子になったのです。
江戸時代からは女子は7歳、男子は5歳で祝うようになり、その後、今のような形になりました。
子供の成長を祝う七五三に欠かせないお菓子といえば、「千歳飴(ちとせあめ)」。
幼い頃になめた甘い味を、懐かしく思い出す大人も多いのではないでしょうか。
江戸時代に、浅草の飴売りがお宮参りのお土産として売り出したのが千歳飴の始まりです。
長く引っ張って伸ばした飴で長寿を表し、子どもが健康で長生きできるようにと願いを込めました。
飴は縁起の良い紅白に彩られ、袋には松竹梅、鶴亀など長寿にまつわる絵が描かれおり、袋の中には年の数だけ飴を入れると良いとされています。

立正院でも、七五三のお参りに来られた男児女児には、榮太郎総本舗の千歳飴を授与しています。
晴れ着を着て千歳飴を持った子どもとご家族のほほえましい姿を見ると、こちらまで嬉しくなります。
家族にとって楽しい思い出に残る一日になるといいですね。

あす一世一代の「大嘗祭」。  法華坊主 joe

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