やさしくなれます。

2019年 12月4日 - 日常

先に観た美術展の感想を述べる前に、次の美術展を鑑賞してしまい、頭の中がゴチャゴチャしています。
クリスマスのイルミネーションが輝き始めた東京・丸の内にある、明治期に建築家ジョサイア・コンドルが設計した三菱一号館を復元した美術館で催されている「印象派からその先へ ―世界に誇る吉野石膏コレクション展」(~2020-01/20)から観後感を述べましょう。
印象派などの名品で世界に誇る吉野石膏コレクションは、優しく、親しみやすい作品が多く、フランス近代絵画の流れを一望できるものです。
ルノワールの初期から晩年までの重要な作品、モネの《睡蓮》や、ピサロ・シスレー・セザンヌの詩情豊かな風景画、ルノワール・ドガ・カサットによるパステル画、ピカソの肖像画、国内有数の質と量を誇るシャガールの油彩画など、選りすぐりの72点が一堂に会します。
石膏ボードでおなじみの大手建材メーカー・吉野石膏株式会社による、珠玉のコレクションです。
同社は「安全で快適なくらし」という企業理念のもと、人々に精神的な豊かさをもたらす美術の分野でも貢献したいと考え、美術の蒐集と一般公開を行ってきました。
とりわけ先代の社長・須藤永一郎氏の代に集められた西洋絵画には、モネ・ピサロ・ルノワールら印象派から、ピカソ・シャガールなど20世紀の作家まで、世界に誇る優品があります。
特に、クロード・モネの《睡蓮》1906 年は、モネが「睡蓮」の連作に本格的に取り組み始めたころの作品で、水面に描かれたピンクがかった雲と蓮の花の色が共鳴するかのようです。
他の作品については、今回ナビゲートしてくれた友人と会期中に再観の約束をしていますので、その後にブログさせてください。
三菱一号館美術館は、年間パスポートを購入していますので、何度でも観ることができます(笑)

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