お正月に重宝される目出度い植物.
2019年 12月11日 - 日常
12月になると、ちょっと街を歩いただけでも、ピラカンサス、ナンテン、クロガネモチなど赤い実のついた木をよく見かけます。
その赤い実がなる植物の中で、『両』の名前が付くお正月に重宝される目出度い植物といえば、「万両」「千両」「百両」「十両」「一両」と言われる植物だそうです。
縁起が良いからと、昔から人気があった植物らしいのですが、「百両」「十両」「一両」はさすがに知りませんでした。
庭木として親しまれている「千両」「万両」、名前もそうですが、冬に赤い実を付けるので正月の縁起物として人気があるこの二種です。
「千両」「万両」、両者とも常緑樹で冬に赤い実を付け、温暖な地方原産の木なので寒さには弱めという共通点があり、似たような名前をしていますが、「千両」はセンリョウ科、「万両」はヤブコウジ(サクラソウ)科と、科からして違う、全く関係の無い別の植物ということになります。
それ以外で両者の見分けかたは、
・株が地際で枝分かれしているか、枝分かれせず1本でまっすぐ伸びているか
・幹が緑色か、木質か
・葉のサイズ(大きければ千両、小さければ万両)及び付き方(対生か互生か)
・実を付けている位置が茎の頂点か、枝からぶら下がっているか
といったポイントがあるようです。
今季は、街角で見つけた「千両」「万両」について講釈を述べてはいかがですか?
吉野彰先生、晴れ晴れとノーベル賞受賞。 法華坊主 joe