災いや凶事を嘘に・・・。

2020年 01月10日 - 日常

福島市飯坂町の西根神社「高畑天満宮」で、新春恒例の「うそかえ祭」が始まりました。
鷽鳥(うそどり)は身代わりになって災いを「嘘」に「替え」てくれると言われ、うそかえ祭には木彫りの鷽鳥を買い求めようと、無病息災を願う参拝客らが訪れました。

「鷽替え」は、太宰府天満宮が発祥といわれています。「鷽」が「嘘」に通じることから、これまでの災いや凶事を嘘にして今年の吉に取り替えるという意味があります。「木うそ」とは「鷽」という鳥をかたどった木彫りのことです。菅原道真が大宰府に左遷された翌年の1月7日、神事の最中、寒中にも関わらずなぜか無数の蜂に襲われた時、一群の鷽が飛来し、蜂を食い尽くして人々を救ったと伝えられており、このことから鷽は道真公ゆかりの鳥とされ、「鷽替え神事」が行われるようになりました。

江戸時代には、菅原道真公ゆかりの天満宮や天神社に多くの人が集まり、木うそを交換する習わしがありました。もともとは、手持ちの木うそを交換し合うものでしたが、現在では古い木うそを神社にお納めし、新しい木うそと取り替えるところが多くなりました。木うそは凶事を嘘にして幸運に替える開運、除災招福のお守りとして多くの参拝者に授与されており、授与された木うそを参拝者同士で交換してから持ち帰るところもあります。

都内では、亀戸天神社、湯島天満宮、五條天神社などが有名です。それぞれの神社で、少しずつ姿かたちや趣きが違うのもおもしろいものです。

 

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