女性をねぎらう休息日。

2020年 01月15日 - 日常

きょう小正月の天気は、今季初めての積雪の後、ミゾレまじりの冷たい雨。親しい友人とLINEをしていて、雨カンムリの字は難しいね!という話題になりました。「雫」「雹」「霰」「霙」「靄」「霆」「霖」「霓」「霎」「霈」・・・まだまだありますが皆さんは読めますか?

太陽暦で、元日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼びます。
大正月が年神様を迎える行事なのに対し、小正月は豊作祈願や家庭的な行事が多いのが特徴です。また、大正月を男正月、小正月を女正月ともいい、松の内に多忙をきわめた女性をねぎらう休息日でもありました。

「小正月」は「餅花(もちばな)」を飾ることから「花正月(はなしょうがつ)」とも呼びます。餅花とは、柳などの枝にお餅やお団子を小さく丸めて刺す紅白の飾りで、五穀豊穣を願うものです。
養蚕の盛んな地域では、米粉で繭の形を作って飾ったことから「繭玉(まゆだま)」と呼ばれています。
また、15日の朝は「十五日粥(じゅうごにちがゆ)」を食す習慣がありますが、春の木に宿る生命力にあやかったもので、「成木責(なりきぜめ)」や「粥の木(かゆのき)」などの習慣にも通じます。特に、二人一組で片方が棒を持ち「成るか成らぬか」と言い、「成ります、成ります」と答える成木責は、子供の頃の思い出で、大人になって五穀豊穣のまじないだということがわかりました。

雨カンムリの字の読み方の答えです。「しずく」「ひょう」「あられ」「みぞれ」「もや」「いかづち」「こさめ」「にじ」「こさめ」「ひさめ」です。

 

『背高泡立草』が芥川賞。  法華坊主 joe

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