唯一無二の個性を持つ女優。

2020年 01月23日 - 日常

「樹木希林 遊びをせんとや生まれけむ展 特別編」が横浜そごう美術館で開催されています(~1/26)。

1960年代より映画やテレビドラマにおいて唯一無二の個性を持つ女優として活躍し、2018年9月に世を去った樹木希林さん。『万引き家族』(2018)で第71回カンヌ国際映画祭のパルム・ドールを受賞した、是枝裕和監督の歴代作品にも欠かせなかった存在でした。

国民的女優として活躍した樹木希林さんが、天に召されて早一年余。梁塵秘抄から引用の「遊びをせんとや生まれけむ」は、希林さんが生前に愛した言葉です。
その意は「時を忘れ無邪気に遊ぶ童のように、生きることを楽しむ」ということで、ご本人は今尚まだまだ夢の途中、新しい世界で次なる挑戦を続けているように感じます。
この特別展は、貴重な愛用品、写真や映像、残した言葉の数々によって、希林さんを感じ、もう一度希林さんに会える、そして自分を見つめ感じることのできる構成となっていました。女優としての樹木希林だけでなく、写真や直筆の手紙、着物や手編みブランケットなど子供時代から本名の内田啓子の時間を垣間見る貴重な品々も展示されていました。

昨年開催の渋谷・池袋・広島にて好評を博した完全版5章(「日本アカデミー賞の部屋」「映画女優の部屋」「一個人の部屋」「日常の部屋」「言葉の道」)に、「きものの部屋」「京都の部屋」を加えた全7章約300点による横浜特別編は、樹木希林の魅力を存分に堪能できて素晴らしい展覧会でした。

 

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