春は、すぐそこ。

2020年 01月26日 - 日常

今年の旧暦1月1日、「旧正月」は1月25日でした。

昔、平安時代を舞台にした小説を読んだ時、お正月のエピソードで「皆は春だと言いますがまだ花の香りがしないので私は春とは思いません」という内容の和歌があり、恋人にしたプロポーズの返事を花の香り(春の訪れ)とかけてあったのですが、当時の私には「お正月なんて真冬なのに花の香りがするわけがない」と少し悩んだ記憶がありました。

後になって旧正月の時期を知り、早春の花が咲き始める時期がお正月に当たる事を知って、物語の登場人物たちの言うお正月の意味がぐっと身近に感じられました。一足早い春の頃、かつてのお正月の風景を想像してみるのも素敵ですね。

明治の初め、日本は西洋にならって、太陽のめぐりを中心に作られた太陽暦を採用しましたが、それまでの旧暦は月のめぐりによって作られたものでした。
お正月を迎春や新春と表現しますが、これは旧暦のお正月が立春の頃だったのですよね。

 

大相撲・幕尻の徳勝龍、初V。  法華坊主 joe

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