春に向けての息吹を感じよう。

2020年 02月1日 - 日常

2020、令和初めてのお正月も暖冬少雪の中、あっという間に過ぎ去り、きょうから2月です。2月の和名は「如月(きさらぎ)」です。

1)厳しい寒さに耐えるため、更に衣を重ねることから「衣更着(きさらぎ)」 2)草木の芽が張り出す時期であるから「草木張月(くさきはりづき)」
3)陽気が更に来る時期であるから「気更来(きさらぎ)」など、由来は諸説あります。
一見バラバラな由来のように思えますが、寒さの中にも春に向けての息吹を感じるような、晩冬から初春に移ろう2月らしい謂われです。

如月は、何とはなしに品格のある名称で、一年で最も寒く、最も短いこの2月の異称としてはこれ以上ふさわしい名もない気がしませんか。

「願はくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ」と詠んだのは西行ですが、西行が没した2月15日は西行忌。「如月の望月のころ」とは2月の満月の日をさすので15日です。現在の太陽暦では3月末にあたることから、西行が愛する桜が満開の折りでもあり、釈迦入滅の日でもあるのです。西行は願いを叶えて、この日に亡くなったということですから、偶然ではなく必然ですね。もっというなら「仏縁」です。

 

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