対で成り立つ作品を拝観。

2020年 02月7日 - 日常

先週末に上京した時、表参道の根津美術館で「〈対〉で見る絵画」展(~2/11)を観ました。

東洋の絵画には、2幅対(ふくつい)や3幅対など、複数の掛幅からなる対幅や、右隻と左隻で1双となる屏風など、〈対〉で成り立つ作品が数多くあります。対幅は全体としてだけではなく、単幅や異なる組み合わせでも鑑賞できる性質をもっています。そのため、伝来の途中で4幅対が2幅ずつに分割されたり、あるいは逆に別々の作品が組み合わされて対幅に仕立てられるということもありました。この展覧会では、「〈対〉で見る絵画」の各幅・各隻相互の連続性や独立性、対比のおもしろさや全体の完結性など、その見どころの多様さを楽しむことが出来ました。絵画と同じように、刀装金具に表された対の図様にもご注目です。

今回の絵画展の中で「吉野龍田図屏風」が特に印象深かったです。 近づいて見てみると、花びら一枚一枚に浮き彫りが施されていることや、枝に結えられた短冊の結び目が緻密に描かれていることなどが発見できました。

二階展示室では、伝狩野山楽百椿図二巻に、応挙・暁斎・冷泉・為恭・・・、鼠(ネズミ)年に因んだ絵画が展示されており見所はつきませんでした。 円山応挙の「鼠宝尽図」がとても愛らしかったです。

さらに、日本橋と六本木でも他の企画展を観てきましたが、新型コロナウイルスの渦中でしたので、移動の車中でもつり革や握り棒には捉まらず両足を踏ん張って、濃厚?接触を避けてきました。

 

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