稲荷神は、仏法守護の善神。

2020年 03月4日 - 日常

今日は、旧暦の「初午(はつうま)」でした。初午の由来は、稲荷神社の総本宮である伏見稲荷大社にあります。和銅4年2月の初午の日、稲荷山に稲荷大神がおりてきたことから、この稲荷大神を祭る祭事が行われるようになったそうです。
また、春めいてきた旧暦の初午のころは、稲作を始める時期にあたるため、農耕の神様を祀り、五穀豊穣や商売繁盛、家内安全を祈願するようになった、といわれています。

初午のお参りを行う稲荷神社には、稲を象徴する穀霊神・農耕神「稲荷神」が祀られており、その神様にお参りして五穀豊穣を祈るのが習わしです。
この「稲荷神」は、もともと五穀豊穣の神様ですが、現在では、商売繁盛・病気治癒・開運祈願など、さまざまな幸福をもたらす神として信仰を集めているため、お参りすることでそれらのご利益があると考えられています。

初午は伏見稲荷をはじめ大阪の玉造稲荷、愛知県の豊川稲荷など、各地の稲荷神社で盛大に祭りが執り行われますが、ご近所のお稲荷さんにも赤いのぼりが立ちます。稲荷神社といえばキツネの像が建っていますが、キツネは「稲荷神」の使いとされたからです。

キツネの好物はネズミですが、殺生はタブーとされたため、大豆でできた油揚げを供えるようになりました。やがて、油揚げに稲荷神のおかげでもたらされた米(酢飯)を詰めるようになり、〈稲荷寿司〉〈お稲荷さん」〉呼ばれて親しまれるようになりました。

 

稲荷神は、仏法守護の善神とされ、日蓮系の寺院でも、初午の日にキツネの大好物とされる油揚げや赤飯などそなをお供えして、祭礼を奉修する寺院もあります。

 

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