春の香りを運ぶ菜の花。

2020年 03月8日 - 日常

春になると、鮮やかな黄色い花を咲かせる菜の花。一面に広がる菜の花畑は黄色いじゅうたんのようで、とてもきれいですね。
菜の花は見るだけでなく、食べてもほろ苦い春の味がします。

「菜の花」とはアブラナ科の野菜の花のことです。菜の花はある特定の種類の野菜をさすのではなく、アブラナ(油菜)、コマツナ(小松菜)、ハクサイ(白菜)、ダイコン(大根)などのアブラナ科の花を総称して「菜の花」と言うそうです。
花の色は黄色に限らず、白や紫のものもありますが、一般的な黄色い菜の花は、アブラナやセイヨウアブラナの花をさしていることが多いようです。なお、アブラナというのは、種から「菜種油」が採れることから命名されました。
食用としてスーパーなどで売られているものには、いくつかの種類があります。
定番のからし和えなどに使われる、蕾のついた茎と葉を15cmくらいに短く切って束ねたものは、和種の菜の花。おひたしや炒め物などによく使われる、蕾がなく茎葉の部分を長く切って袋詰めにしたものは、セイヨウアブラナの改良種だそうです。

菜の花は蕾の部分も食べますが、蕾には花を咲かせるための養分が豊富。カリウムやカルシウム、マグネシウムや鉄などのミネラルを多く含みます。また、ビタミンCや体内でビタミンAに変わるβ‐カロテンも豊富な栄養価の優れた野菜です。春を呼ぶ菜の花は、食べて良し、眺めて良し、さらに環境にもやさしい植物ですね。

 

日本アカデミー賞、「新聞記者」が作品賞。  法華坊主 joe

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