長命寺、それとも道明寺?

2020年 03月21日 - 日常

春の三連休の中日、皆さんはどのようにお過ごしになられたでしょうか?

春の風物詩のひとつに桜餅があります。桜餅というと、関東ではクレープ状にあんを巻いた「長命寺(ちょうめいじ)」、関西では粒々の道明寺粉で作ったお餅であんを包んだ「道明寺(どうみょうじ)」が一般的です。お餅の形が異なりますが、桜の葉っぱが巻かれているということは共通しています。桜餅は、見た目だけでなく香りも楽しめる和菓子です。あの独特な香りは、桜の葉っぱ由来のものです。桜餅は、人工的な香料などを使用しているのではなく、葉っぱで桜の香りづけをしているのです。生の桜の葉に香りはありませんが、塩漬けすることであの独特な桜の香りが出てきます。桜色のお餅には香りはありませんから、この塩漬けの桜の葉っぱを巻くことでお餅に香りをうつしているのですね。この葉っぱがあるおかげで、春を感じられるのかもしれませんね。

そもそも、桜餅にはなぜ葉っぱが巻かれるようになったのでしょうか。もとをたどれば、1717年頃に江戸の向島(現在の東京都墨田区向島)にある長命寺の門番であった山本新六が、土手に植えられていた桜の木の落ち葉に悩まされ、葉っぱを何かに使えないかと考えた末に、樽で塩漬けにした葉っぱをお餅に巻いたのがはじまりとされています。花見の際、桜餅を売ったら喜ばれたのだそうです。そして今もなお、長命寺の桜もちのお店は存在しています。当初、悩まされた桜の落ち葉が一転、おいしい和菓子として生まれ変わり、300年経った今でも人気の和菓子として愛されているのですからすごいですよね。

 

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