ブダペストから珠玉の作品。

2020年 03月29日 - 日常

コロナパニックの時に不謹慎と言われそうですが、先月中頃に乃木坂の国立新美術館で観た「日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念 ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリー所蔵 ブダペスト―ヨーロッパとハンガリーの美術400年」展について、記録として綴っておきます。

この美術展は、ブダペスト国立西洋美術館 & ハンガリー・ナショナル・ギャラリーをはじめとする関係各位の理解と協力を得て、会期を今日3月29日まで延長していましたが、 政府から新型コロナウイルス感染症の感染予防・拡散防止のための要請を受けて、途中から臨時休館を延長することとなり、そのまま閉幕となってしまった展覧会です。

日本とハンガリーの外交関係開設150周年を記念し、ハンガリー最大の美術館であるブダペスト国立西洋美術館とハンガリー・ナショナル・ギャラリーのコレクション展は、両館の所蔵品がまとまった形で来日するのは実に25年ぶりだそうです。
ルネサンスから20世紀初頭まで、約400年にわたるヨーロッパとハンガリーの絵画、素描、彫刻の名品130点が一堂に会した本展は、クラーナハ、ティツィアーノ、エル・グレコ、ルノワール、モネなど巨匠たちの作品に加えて、日本では目にする機会の少ない19・20世紀ハンガリーの作家たちの名作も、多数出品されていました。「ドナウの真珠」と称えられるハンガリーの首都・ブダペストから一挙来日する珠玉の作品群は、一見の価値がありました。

今回の主催者は、「再開を楽しみにしてくださっていた皆様には、ご期待に添うことができずに申し訳ありません 」と広報していますが、他にも多くの美術展や催事が中止や閉幕になってしまいザンネンでなりません。コロナウイルス感染拡大が一日も早く収束し、さらには完全に終息することを願ってやみません。

 

関東甲信の広い範囲で季節外れの積雪。  法華坊主 joe

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“ブダペストから珠玉の作品。” への2件のフィードバック

  1. さとくん より:

    この時期の東京近郊での雪は、私はこう解釈しました。

    コロナなどで亡くなった人が「甘く考えるんじゃない。外出自粛しなさい」という戒めを込めて、天からの配剤として、雪を降らせた・・・

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