体にやさしい食べ物「おから」。

2020年 04月5日 - 日常

豆腐を作るときに出るしぼりかすである「おから」、私はけっこう好きです。野菜と一緒に煮ておかずにするのは定番ですが、ケーキやクッキーに使ったり、ハンバーグのたねに加えたり、今では様々な使い方がされていますね。そんなおからですが、「卯の花」とも呼ぶこともあります。和食の世界では、本来の食材の呼び名ではなく、別の名前で呼ぶケースがあります。そのひとつがおからですね。おからの〈から〉が〈からっぽ〉に繋がるのを嫌い、卯の花という別名が付けられたといわれています。卯の花という名前は白いウツギの花にたとえて付けられたようです。卯の花はさらに別名があり、それは「きらず」。卯の花は包丁を使わなくても調理ができることからこの名前が付けられたとのことで、漢字で書くと「雪花菜」となります。

おからには、食物繊維のはたらきで便秘の解消が期待できたり、食物繊維とビタミンEのはたらきで美肌効果が期待できたりと、体にやさしい食べ物です。また、かさましになり、たんぱく質も含まれるのでダイエットの方にもおすすめだそうです。

江戸中期の儒学者・荻生徂徠(おぎゅうそらい)が若い頃、あまりに貧しいため、近くの豆腐屋からおからを分けてもらい、飢えをしのいだといわれています。講談や落語の有名な演目のひとつ(「徂徠豆腐」)がそれです。また、『高野聖』で有名な泉鏡花(いずみきょうか)も、貧乏時代にはおからで食いつないでいたという逸話もあります。

 

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