人間の意志が運命を変える。
2020年 04月21日 - 日常
「運命は偶然よりも必然である。運命は性格の中にあるという言葉はけっして等閑に生まれたものではない」
これは、今朝の「エール」で、音(二階堂ふみ)のお見合いが失敗に終わって親子で話しているときに、音の妹で文学少女の梅(森七菜)がつぶやいた言葉で、芥川龍之介の名言です。
運命は偶然で逆らえないものだと思われがちですが、そうではなく性格が決める。つまり「人間の意志が運命を変えることもある」と言う意味で、「運命は偶然ではなく必然であり、その人の性格が決める」ということです。
出典は『侏儒の言葉・西方の人』で、芥川龍之介は「運命に流されて生きるのではなく、意志を持って自分の道を進むことが大切!」と言いたかったのでしょう。
これも必然だったのでしょうか、芥川は35歳という若さで服毒自殺をはかります。ご存知のごとく芥川は、明治~大正の小説家で、彼の作品は『羅生門』『鼻』『芋粥』『河童』『或阿呆の一生』・・・、特に『蜘蛛の糸』『杜子春』などの児童向けの作品もあり、教科書に載っていましたものね。
ちなみに、マザーテレサにも
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
という明言があります。前にも紹介しましたかね。
ちなみにをもうひとつ、冒頭の明言中「等閑」は何と読み、その意味をご存知ですか?
緊急事態宣言から2週間、なお拡大中。 法華坊主 joe
わかりません。素直に「とうかん」と読んでしまいます(笑)