ツクシ誰の子、スギナの子。

2020年 04月22日 - 日常

世の中はコロナ騒ぎでざわついていますが、農作業は順調に進んでおり、田起こしや畦塗りが始まっています。

夕方に散歩していましたら、田んぼの畦にツクシが自生していました。
フキノトウに対するフキのように、ツクシとスギナは全く別の植物のように見えますが、地下茎でつながっており、春にツクシが出て、その後スギナが次々に芽を出してきます。
ツクシはスギナの胞子茎のことで、古くから親しまれています。
ツクシが出ている期間は短いですが、スギナはその後秋まで茂っているので、スギナが多い場所を覚えておけば春にはそこでたくさんのツクシを収穫することができるそうです。

ツクシは、漢字で「土筆」書きます。これは、胞子茎の部分の形が「筆」に見えること、その「筆」が「土」から生えてきていることから、「土筆」という漢字で現すようになりました。当て字です。
他にも「筆頭菜」と書くそうですが、これを書ける人も読める人は少ないのではないでしょうか。
「筆」の「頭(先端)」のような「菜」という意味らしく、これもツクシの見た目を現しています。
この漢字は中国語と関係しているとのことで、日本人ではなく、中国人の感性がもとになっている漢字のようです。

またツクシは春の山菜のひとつで、食用としても親しまれていますから、定番の佃煮や酢味噌和え、卵とじやチヂミなどのアレンジレシピなど、ほろ苦い春の味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

50才のバーバパパは、”卵生”の生き物。  法華坊主 joe

投稿記事を読む - コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です