母への感謝と世界平和を願う日。

2020年 05月10日 - 日常

新型コロナウイルスの感染拡大で、カーネーション生産農家も影響を受けています。さらに、街のお花屋さんも、花を届けてきた飲食店や企業の休業、生け花教室の閉鎖などが重なって売り上げが落ち込み、店舗の家賃も足りなくなっているということです。

今日は「母の日」で、お母さんに感謝し、カーネーションを贈る習慣があります。
「母の日」の由来はいろいろ伝えられていますが、実は母に感謝するだけでなく、世界の平和を願う日でした。
母の日は、1910年にウェストバージニア州で始まり少しずつアメリカ全土に広まっていき、1914年には正式に「母の日」として制定されました。
ウェストバージニア州の知事が、「5月の第2日曜日を母の日にする」と宣言するに至った背景には、アンナ・ジャービスの働きかけがあったと言われています。
アンナの母親であるアン・ジャービスは、かつてアメリカの南北戦争で負傷兵のケアを行っていました。
この女性は負傷兵の衛生状態を改善する「マザーズデー・ウォーク・クラブ」を立ち上げ、敵兵のケアも献身的に行っていたとされています。
アンが亡くなった2年後の1907年5月12日に、娘のアンナは亡き母を追悼する会を教会で行い、母が好きだった白いカーネーションを参加者に配りました。
これが「母の日」の起源と言われており、アンナの行動によって白いカーネーションが母の日のシンボルと認識されるようになりました。
日本で初めて母の日のイベントが開かれたのは明治末期頃であり、当時教会で行われたイベントによって人々の間に広まったと伝えられ、1937年(昭和12年)森永製菓などが普及活動を展開して全国的に広がり始めましたが、戦争によりそれどころではない時代となり、戦争が終わった1947年、アメリカにならって5月の第2日曜日を「母の日」としました。
母の日に贈るカーネーションの定番色です。
赤いカーネーションの花言葉は、「母への愛」や「母の愛」、「純粋な愛」「真実の愛」などですが、カーネーション各色の花言葉のなかで、最も直接的な母親への想いが込められているようです。
ちなみに父の日は、6月第3日曜日、今年は6月21日です。

 

全国初、奄美地方が梅雨入り。  法華坊主 joe

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“母への感謝と世界平和を願う日。” への1件のコメント

  1. さとくん より:

    6月半ばに、プライベートで奄美に行きます。

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