牡丹は、花の王様。

2020年 05月25日 - 日常

「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花(たてばしゃくやく すわればぼたん あるくすがたはゆりのはな)とは何と美しい表現なのでしょうか?
今が盛りの牡丹の花は、中国原産で日本をはじめとしたアジア地域では、古くから「花の王様」と呼ばれて親しまれてきました。
ボリュームたっぷりのあでやかな花姿は、1輪あるだけで気品と風格を漂わせていますよね。
牡丹は、ボタン科ボタン属の落葉低木で、春から梅雨の時期にかけて、バラのように美しく大きな花を咲かせます。
大きな花びらは薄く絹のようにも見えますが、実際に手で触ると分厚くしっかりしているのが特徴です。
牡丹はその美しく豪勢な姿から、女性のファンが多い花です。
日本を代表する歌人・与謝野晶子は、歌の中で牡丹の花を「神秘の花」「熱の花」と呼び、いくつもの歌を詠んでいます。
気高く美しい牡丹の花を春に眺めて、華やかな気分にひたるのもいいかもしれませんね。

福島県にも、昭和7年に日本で唯一、国の名勝に指定された牡丹園が、須賀川市(すかがわし)にあります。
須賀川牡丹園は、今から240余年前の明和3年(1766年)、当時、須賀川で薬種商を営んでいた伊藤祐倫が牡丹の根を薬用にするため、苗木を摂津国(現在の兵庫県宝塚市)から持ち帰り栽培したのが始まりです。
今では、東京ドームの3倍の広さを持つ10ヘクタールの園内に290種類、7,000株もの牡丹の大輪の花が咲き誇ります。
今新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、先月17日から休園していましたが、先日(20日)約1カ月ぶりに再開しました。

 

「緊急事態宣言」全国で解除。  法華坊主 joe

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