立ち姿が美しい花=芍薬。

2020年 06月7日 - 日常

先に、美しい女性を花に例えた「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉を紹介し、ボタンについての記述を覚えていますか。
今日は、見頃を迎えた「シャクヤク」についてお話します。

シャクヤクはボタンと並んで高貴な美しさを漂わせ、豪華でエレガントな花を咲かせます。
同属の植物でよく似ていますが、ボタンは木本で冬も枝が残るのに対し、シャクヤクのほうは草本で冬は地上部が枯れ、地中の根や芽で冬越しする点で区別できます。
日本へは平安時代以前に薬草として伝えられましたが、その後は観賞用として多数の園芸品種がつくられてきました。
これらは「和シャクヤク」と呼ばれ、一重咲きや翁咲きなど、比較的シンプルですっきりした花形のものが多いのに対し、ヨーロッパで育成された品種は洋シャクヤクと呼ばれ、こちらは手まり咲きやバラ咲きなど、弁数が多く香りの強いものが多いのが特徴です。

「牡丹・芍薬・百合」この3つの花はリレーするかのように、牡丹は4月末から5月の初め、芍薬が5月中旬から6月末、そして百合が6月から8月と、順番に咲いていきます。
それは座っていた美人が、すっと立ち上がり、歩き出すという流れそのもので、容姿だけでなく、立ち居振舞いも美しい、そんな美人を表しているようです。
時機を見て、百合(ユリ)を紹介しますね。

 

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