東京盆、始まる。

2020年 07月12日 - 日常

お盆というと8月の中旬というイメージが強いですが、関東の一部など7月の中旬、まさにこの時期にお盆を行う地域もあることをご存知ですか?
特に東京では7月13日~16日にお盆を行い、都内では多くの地域で7月の中旬に盆踊りなどお盆の行事を行ってます。
7月上旬になると、都内のスーパーやデパートの店頭にはお盆用品が並びます。
東京以外でも東海や北陸地方などに、お盆を7月に行う地域があります。

もともと日本は江戸時代まで、中国式の「太陰太陽暦」と呼ばれる暦を使っていて、これを旧暦と呼びます。
飛鳥時代から数百年間、日本はこの暦にしたがって生活してきました。
しかし明治5年に、欧米諸国と足並みをそろえるべく、明治政府は太陽暦(グレゴリオ暦)を導入します。
こちらが新暦です。
ここでどういうわけか、お盆の日程が地域によって分かれます。
まず、旧暦の頃と時期をずらすことなく、新暦でいうところの8月15日にお盆をやる地域が誕生します。
農業をしている人たちにとっては、新暦上の7月はまだ農耕期で忙しいため、8月のほうが都合がよかったようで、こちらが現在の多数派ということになります。
一方で、他の行事と同様に1ヶ月ずらし、新暦上の7月15日前後にお盆をやる地域もありました。
これがこの記事の主題となっている「7月にやる東京のお盆」の始まりです。
お盆の時期は新しい暦や政府の方針に左右されず、その地域のやり方・考え方に委ねられたということなのかもしれません。
お盆の過ごし方は人それぞれです。
特別な飾りやお供えはしないというお宅もありますが、ご家族でゆっくり楽しく遊びに出かけるのも、お盆の過ごし方のひとつと言えるかもしれませんね。
コロナ禍ではありますが、ご家族で話し合って、それぞれのお盆の過ごし方・楽しみ方を探してみてください。

 

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