雨ニモ負ケズ。

2020年 07月14日 - 日常

今まさに梅雨の真っ只中で鬱陶しい日が続いています。
ご承知のように九州地方を含む日本列島にとんでもない豪雨が来襲し、その甚大な被害は連日報道されておりますが、まさに胸が痛む思いがいたします。
何でも日本に停滞している梅雨前線に、南の方から非常に湿った空気が大量に流れ込み、山の麓とおぼしき場所で、積乱雲から雨雲が次々に発生して発達していったのが主な原因だとか。
毎年のように全国で繰り返されるゲリラ豪雨に伴う地滑りや、河川の氾濫等に対する抜本的な対策が急務となっています。


梅雨前線が本州上に停滞しており、その中に線状降水帯が形成されたことによって、非常に強い雨が長時間にわたってもたらされたのが原因といわれています。
長時間同じ位置にいつづけるということは、梅雨前線といえども珍しく、今回はちょうど太平洋高気圧と北側の高気圧の間で、前線が動けないような状況になって、あまり位置を変えることがなかったと考えられます。
梅雨前線に向かって南から大量に流れ込んだ湿った空気は、山などに遮られ上昇し積乱雲へと発達し、激しい雷雨をもたらします。
発達した積乱雲は風に流され、同じ場所に次の新たな積乱雲が発生し、これを繰り返すことで「積乱雲の群れ」である線状降水帯が形成されます。
梅雨前線の停滞は今週いっぱい続くと見られていて、各地の気象台は土砂災害や川の増水が起きやすい状態が続くとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。

気分も何となくスッキリしませんね。まさしく「雨ニモ負ケズ」です。

 

7月豪雨、特定非常災害に指定。  法華坊主 joe

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