土用は、土を犯してはいけない。
2020年 07月20日 - 日常
明日は、「土用の丑の日」ですね。スーパーマーケットの広告には、鰻の蒲焼きの写真が載っています。
土用とは、「土旺用事(どおうようじ)」の略で、土用というと今の時期を思い浮かべる方も多いと思いますが、土用は各季節ごとにあります。
陰陽五行説で、春・夏・秋・冬をそれぞれ木・火・金・水とし、(余った?)土を各季節の終わりの18日間に当てはめたことから、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の18日間を、土用といいます。
次の季節へ移る前の調整期間といったところでしょうか。
一般的には「立秋」前の18日間の夏土用をさしますが、この期間を「暑中」と呼び、暑中見舞いを出す時季でもあります。
また、夏土用に入って3日目が晴れれば豊作、雨が降れば凶作といわれていますが、この豊凶占いのことを「土用三郎(どようさぶろう)」といいます。
「土用」は、土を犯してはいけない(土を掘り起こしてはいけない)と言われています。
土用の期間は、土を司る土公神(どくしん・どくじん)という神様が支配するといわれ、土を動かしてはいけないとされてきました。
今でも、家などを建築する際、土を掘り起こしたりする基礎工事などは土用の期間をはずす方が多いようです。
そこで、土用の期間中土を掘り起こしてはいけないとなると、いろいろと支障が出てきそうですが、ご安心ください。
土公神が天上に行き、地上にいなくなる「間日(まび)」が設けられているので、この日は作業をしてもいいとされています。
また、土用は季節の変わり目ですから、農作業で体調を崩さないようにとの戒めもあると思われます。
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