日照不足と気温の低い状態。

2020年 07月27日 - 日常

7月下旬になってもなかなかスッキリ晴れる日は来ず、日本各地で大雨による甚大な被害も発生しています。
いったいこの長い梅雨はいつ明けるのでしょうか?
福島県内は6月下旬以降、日照時間が平年より少なく、今月に入っても浜通りや中通りを中心に、気温が平年を下回る日が多くなっています。
先月25日から今月20日までの日照時間は、いずれも平年と比べて、相馬市が31%、いわき市小名浜が40%、福島市と郡山市が52%、会津若松市が53%などとなっています。
また今月に入ってからの最高気温の平均値を同じ時期の平年と比べると、各地で軒並み低くなっています。
日照不足と気温の低い状態は今後しばらく続く見込みで、気象台は農作物の管理に充分注意するよう呼びかけています。

季節のガーデニング キュウリ、日照りで中空

「サムサノナツハオロオロアルキ」、これは宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節です。
岩手県の農業技術者だった賢治にとって、寒い夏は実らぬ稲と飢饉の到来を意味していました。
その賢治は、イーハトーブの冷害による飢饉で父母を失い、妹をさらわれた少年の物語「グスコーブドリの伝記」を書きました。
技術者となったブドリは、火山の噴火による温室効果ガス放出で冷害から人々を救おうと自らの身を犠牲にします。
賢治の願いは一面でかない、一面で予想外の展開となりました。
品種改良などで人々は飢饉の恐怖から解放され、逆に温室効果ガスによる地球温暖化が心配な世となりましたが、依然、人々を困らせる「サムサノナツ」は時おりやってくるのです。
時代変われど、天の気まぐれの下で「オロオロアルキ」するしかないのが人間であり、どんなにもがいても自然の力には到底叶わないのです。

 

政府「布マスク」今後さらに配布予定。  法華坊主 joe

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