近現代の日本版画、約400点。

2020年 07月28日 - 日常

Gotoトラベルキャンペーンが始まり、4連休は多くの観光客で賑わったようです。

もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020 – 美術展ナビ

「もうひとつの日本美術史 近現代版画の名作2020」が福島県立美術館(〜8月30日)が開催されています。
福島県立美術館は1984年の開館にあたり、戦後を代表する版画家・斎藤清からその主要作品の寄贈を受け、美術館活動が始まりました。
また、1970年に日本で5番目の近代美術館として設置された和歌山県立近代美術館は、日本有数の充実した近現代版画のコレクションで知られています。
「もうひとつの日本美術史 近 現代版画の名作2020」は、福島・和歌山のふたつ美術館のコレクションを中心に、これまで日本の美術の歴史を語るうえであまり光が当てられることのなかった版画を文脈として、地方から見えるもうひとつの近現代日本美術史を編み直そうとする試みです。
斎藤清らのほか、恩地孝四郎、横尾忠則など明治から平成にかけて活躍した作家180人の作品399点を公開しています。
近現代の日本版画は、隆盛を誇った「浮世絵版画」が明治期に衰退し、その後、大正期に木版だけでなく銅版やリトグラフ(石版)といった技法が取り入れられる中で成熟、近現代美術の一つのジャンルとして世界に認められるまで発展しました。
このような美術史の流れを10章に分けて紹介しています。
注目されるのは、棟方志功の大作「二菩薩釈迦十大弟子(にぼさつしゃかじゅうだいでし)」で、改刻(彫り直し)前後の2種類を前期と後期にそれぞれ展示します。
斎藤清は1938(昭和13)年ごろの作品とされる自画像と、70年発表の「会津の冬シリーズ」の1作目が登場し、後期は日本近現代の版画の礎を築いた山本鼎(かなえ)の傑作「ブルトンヌ」が見られます。
棟方志功ら世界で高い評価を受ける名作が並ぶ企画展が、地元福島で開催されていますから是非ご覧あれ!

 

福島県、北部を中心に激しい雨。  法華坊主 joe

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