さようなら師父、豊島園、中合。

2020年 09月1日 - 日常

ご無沙汰していました。

8月7日に、師父(師匠&父親)が遷化(せんげ=僧侶が亡くなること)し、しばらくブログお休みしました。
先週土曜日に葬儀告別式を済ませるまでの間、時間や余裕がないわけではありませんでしたが、お盆の諸行事に加え雑務に追われていましたので、なかなか気持ちが乗らずにおった次第です。
今月から気持ちも身体もシャッフルして、ブログ再会しますのでお付き合いください。

師父は法壽95才、いま話題の「としまえん」と同じく1926(大正15)年生まれで、94年の歴史を刻み、その生涯を閉じました。
今年のGWまでは自分で自分のことは難なくこなしていましたが、その頃「鬱血性心不全」の疑いがあり検査入院することとなりました。
コロナ禍にあっての入院は、高齢者にとっては過酷なことで、家族との面会も遮断され、精神的にも肉体的にも辛い2週間余だったようです。
その後に病状は快癒し、退院の日に見た師父は入院前とはまったく別人のような容姿でやせ細り、いくら検査と治療とはいえ入院させたことに後悔しました。
それからいくつかのトラブルやハプニングがありましたが、医師団がすすめるリハビリ施設転院を断って自宅療養を決断し、本人も家族も初めての介護と看護の日々が始まりました。
よく「最期は我が家の畳の上で亡くなりたいなりたい」という願望があります。
師父はまさにそれを実践し、日蓮聖人の説かれた「まず臨終を習うて後に他事を習うべし」を身をもって私たち家族に教えてくれました。
向後は今まで同様に季節の雑感、折々の歳時、暦に紐解く花鳥風月はもちろんですが、師父が家族と過ごした病床生活、亡くなる瞬間の法悦、葬儀を迎えるまでの様子、葬儀告別式の感動と感謝等々もお伝えしていきたいと思います。
師父の死亡診断書の死因は「老衰」、まさにアッパレです。
生前中はたいへんお世話になりまことにありがとうございました。

 

福島市の老舗百貨店「中合」も146年の歴史に幕。  法華坊主 joe

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