北斎没後、今年は170周忌。

2020年 09月13日 - 日常

日本を代表する浮世絵師として世界にその名を馳せる葛飾北斎、4月18日はその北斎の旧暦の命日です。
嘉永2(1849)年より数え、今年は170周忌を迎えました。

全国各地で浮世絵展が企画され、いま開催中のもの、既に閉幕したものなど、去年から来年にかけてさまざまな展覧会が開かれるようです。
今年8月25日から神奈川県立歴史博物館で始まった特別展「明治錦絵×大正新版画-世界が愛した近代の木版画」。
同じく7月13日から六本木・森アーツセンターギャラリーでスタートした「おいしい浮世絵展 ~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~」。
この夏最大の浮世絵展「The UKIYO-E 2020― 日本三大浮世絵コレクション」(東京都美術館)、約450点もの浮世絵が一堂に会するのが本展の魅力のひとつですが、「作品数が多すぎて何から見ていいかわからない」そんな方もいらっしゃると思います。
7月4日から滋賀県の佐川美術館で開催の展覧会「歌川広重展 -東海道五拾三次と雪月花 叙情の世界-」。
7たばこと塩の博物館で開催された浮世絵展「隅田川に育まれた文化 浮世絵に見る名所と美人」。
町田市立国際版画美術館で、「浮世絵黄金期」の美人画の名品を紹介する企画展「美人画の時代 ―春信から歌麿、そして清方へ―」展。
東京・原宿の太田記念美術館で、幕末の浮世絵師・歌川国芳と、その娘の作品を紹介する企画展「歌川国芳—父の画業と娘たち」。
2019年7月に誕生した浮世絵を常設する美術館「大阪浮世絵美術館」では、歌川広重の「東海道五拾三次」展・・・・・。

The UKIYO-E 2020 -日本三大浮世絵コレクション|東京都美術館|2020 ...

浮世絵版画の魅力の一つとして、「色」の美しさが挙げられると思います。
浮世絵版画の中でも、多色摺りの作品は「錦絵(にしきえ)」と呼ばれ、その色の鮮やかさは浮世絵の大きな魅力の一つで、その理由は浮世絵が木版画で作られれているからです。
江戸時代の摺師(すりし)たちは、木版を何度も摺っていく中で、できるだけ鮮やかな色同士を組み合わせることを重視していました。
浮世絵をこれから鑑賞するとき、ぜひ色鮮やかで平面的な色使いを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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