いざよい。

2020年 10月2日 - 日常

昨夜、中秋の名月をご覧になりました?
月の出のときは大きくオレンジ色で、時が経つにつれて小さくなって白色に・・・。
見逃してしまった方もご安心、暦の上での十五夜は昨夜でしたが、月齢による満月は今夜ですからぜひ東の空を見上げてください。
今年8月7日に亡くなった師父は、星を観るより月を観ることが大好きでした。
旧暦を重んじ、農家の後押しをするためにも、月を観ることを欠かさず、満ち欠けに敏感で、「生活もお月様と一緒にあった」と申しても過言ではありません。
よって昨夜は、例年になく特別な思いで十五夜のお月様を拝することが出来ました。

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今夜の月は、十六夜の月(いざよいのつき)と呼びます。
「いざよう」とはためらうという意味で、十五夜よりしばらく遅れてためらうようにのぼることからそう呼ばれるようになりました。
十六夜の次は、まだかまだかと立って待つ十七夜「立待月(たちまちづき)」、その翌日は立って待つには長すぎる十八夜「居待月(いまちづき)」、さらに遅くなり寝て待つ十九夜「寝待月(ねまちづき)」と続きます。
昔の人は十五夜を過ぎても名月を惜しんだようです。
また、十六夜は秋の季語として、古来から和歌(短歌)や俳句に用いられてきました。
有名な俳句では、松尾芭蕉が「十六夜は わづかに闇に 初哉(はじめかな)」と呼んでいます。
今夜もぜひ観月会を。

 

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