山に雪が積もれば初冠雪。

2020年 10月25日 - 日常

今日の福島県内は冬型の気圧配置となり、境内から見える吾妻山(1,705m)で初冠雪を観測しました。
福島地方気象台によると、初冠雪は昨年より16日早く、平年よりは2日遅いそうです。

2018初冠雪翌日の吾妻山 - YouTube
気象観測法の定義では、「初冠雪とは、山岳で夏の最高気温がでた後に初めて観測された積雪」をいうそうで、この定義だと、雲にさえぎられて麓からみえなくても山に雪が積もれば初冠雪で、麓に住む一般の人びとの感覚から、少しずれているようです。
この定義は山に居る人にとっての初積雪ではないかと思うのですが、遠く離れた麓から、雪の冠をかぶった山を見て季節の移ろいを感じるのが、初冠雪の味わいではないでしょうか。
気象の専門家は、「たとえ山頂に積雪があっても、雲によって山頂が隠れてしまった場合、麓から見ることができず、雲が晴れてから観測されるというタイムラグがある」と指摘しています。
私の感じでは、「雲のなかでいつの間にか雪化粧をした山が、秋晴れの空を背景に急に現れるのが初冠雪」と言った方がロマンチックではないですか。
このような一連の舞台回しが、われわれの感性をゆさぶるのではないでしょうか。
また初冠雪は冬到来の指標ですが、当然のことながら、初冠雪はすぐに消えるのがふつうです。
しかし、「山に雪が3度降れば麓の自分たちのところにもやがて雪がくる・・・」とはよく聞かれる言葉ですので、冬はもうそこまでやってきているのです。お~サブー。

 

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