これからの将来と長寿を願って。

2020年 11月15日 - 日常

「七五三」の今日、立正院には子どもたちの健やかな成長を願う多くの家族連れが訪れました。
ことしは新型コロナウイルスの影響で、家族ごとに時間を分けるなど、感染防止対策が行われる中での参拝となりました。
七五三とは、子を想う親の気持ちを形にした神聖なお祝いの儀式です。
起源は室町時代といわれ、江戸時代の武家社会を中心に関東から全国へ広まったとされています。
大変悲しいことですが、当時は乳幼児期に亡くなってしまうお子様も多く、生まれてから3、4年経ってから現在の戸籍にあたる人別帳や氏子台帳に登録したようです。
そのため、今まで無事に成長したことへの感謝と、幼児から少年・少女期への節目にこれからの将来と長寿を願う意味を持っていたそうです。
現代では、3歳で言葉を理解するようになり、5歳で知恵づき、7歳で乳歯が生え代わるなど、発育してゆく上で病気にもなりやすく、様々な危険を伴う時期なので、健やかな成長を神仏にお祈りをするといった、子供を思うご両親の愛情表現の行事という意味合いが強くなっています。

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ずばり!七五三の日は11月15日ですが、なぜ11月15日かといいますと、体の弱かった将軍徳川家光の子供、徳松(後の将軍、綱吉)の健康のお祈りをしたのが11月15日で、そのお祈りの後、徳松がすくすくと成長したことにあやかって七五三の式日として広まったと伝えられています。
ことしは特に三密を避けたい、家庭の事情で延期したいなど、時期をずらしたい人も多いはずです。
年内でしたらこれからでも差し支えありませんので、マスクの着用、手洗いの徹底、ソーシャルディスタンスの徹底などに注意して、お祝してはいかがでしょうか。

 

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