餅は、ハレの食事。

2021年 01月10日 - 日常

餅が苦手な法華坊主が、「雑煮」についてブログります 。
正月の食事は雑煮からはじまりますが、雑煮に餅は欠かせません 。
餅はハレの食事を意味します 。
年越しの夜に神を迎えて、年神に捧げた神供をともに食べ(相嘗:あいなめ)ることによって、神と人がよろこびをともにする「直会(なおらい)」といわれてます 。
大晦日の夜に年神に捧げた供御をいただいて、聖なる火で煮炊きして神とともに食事する、それはハレの日の膳であり、直会の膳なのです 。
年神に捧げた神供と同じものを神の前で食べ、 身体の内におさめることによって年神の魂(力)を授かるというのです 。

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雑煮で正月を祝うようになったのは室町時代といわれています 。
雑煮は、餅が臓腑を保養するところから「保臓(ほうぞう)」といい、本字は烹雑で、烹は煮と同じであるから雑煮になったそうです。(貞丈雜記)
雑煮を食べるときは、柳の白木で少し太目につくった柳箸を使います。
柳は枝が水につかっているので、水の霊気に清められているということで、聖木とされています 。
また「家内喜(やなぎ)」にかけてめでたいといい、柳箸によって邪を払い、一年の息災を祝います 。
やなぎの漢字はき(木)と卯を合わせた字で、卯は東=春陽を意味します。
このように柳は、初めから陰を屈服させ悪魔を退ける木としてよく知られてきました。
こんな蘊蓄を申させていただいた法華坊主は、令和3年1月10日を過ぎても、まだ餅ひと口も食していません。

 

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