成人にふさわしい・・・。

2021年 01月16日 - 日常

私たちの頃、「成人の日」は1月15日、その日に成人式が行われていました。

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日本で最初の成人式は、1946年11月22日に現在の埼玉県蕨市で開催されました。
1945年の太平洋戦争敗戦で、日本全体が意気消沈していたため、青年たちを励まそうと始められたようです。
これに日本国政府が影響を受け、成人の日制定のはこびとなりました。
1948年制定の祝日法では、「成人の日」は1月15日と定められていましたが、これは元服が小正月にあたる1月15日に行われることが多かったからとされています。
旧暦の1月15日は満月にあたるため、年の初めと考えられていたようです。
しかし、2000年のハッピーマンデー制度導入に伴って、「成人の日」は1月の第2月曜日に変更されており、今年は1月11日でした。
コロナ禍前の成人式では、自治体ごとに、年度内に成人する若者を招いてイベントを行いますが、自治体ごとに内容はさまざまで、自治体出身の有名人を招いて講演会をしたり、パーティが開かれていました。
今年は、コロナウイルス感染拡大により中止や延期、あるいは規模を縮小したり屋外で開催されたところもあったようです。
成人式は元服や裳着を由来とすることもあり、男子は羽織袴、女子は振袖といった正装をすることが多いようですが、衣装に決まりがあるわけではありません。
それぞれが「成人にふさわしい」と感じる衣装で参加するのが本義でしょう。
むしろ、正装をして、酔っぱらったり騒いだりするよりは、大人らしい普段着で、礼儀正しく祝うのが成人らしいと言えるのではないでしょうか。

 

画家の安野光雅さん、94歳で死去。  法華坊主 joe

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