二本松の在来種「アサツキ」。

2021年 01月21日 - 日常

「アサツキ」という野菜をご存じですか?
ネギの仲間で、根の浅いところでできるところから〈アサツキ〉という名前がついたと言われています。
旬は今頃(冬)で、収穫時期と雪が積もる期間が重なることから、生産量が非常に少ない野菜です。
本来は、福島県二本松市地方の在来種で、寒い時期の青菜として貴重な存在でした。
葉が非常に細く、独特の辛みとシャキッとした食感が魅力で、薬味としてはもちろん、さっと火を通すとほんのりとやわらかな甘みが出て、一度食べたらやみつきになります。

福島地域からの便り(平成21年度):東北農政局

アサツキの生産は、二本松市が福島県内の9割を占め、県内はもちろん東北・北海道へ出荷される地域特産野菜として昭和20年代から栽培されています。
栽培方法は露地栽培とハウス栽培があり、栽培方法により荷姿が変わります。
露地栽培では葉が短く、鱗茎が曲がった「鷹の爪」型の荷姿となり、ハウス栽培では葉を伸ばして葉ねぎのような荷姿となります。
アサツキは、ニラやネギと同じ仲間で、ビタミンB2・K、βカロテン、カルシウムなどを含み、独特の香り(硫化アリル)は消化分泌を助け、新陳代謝を促進し、疲労回復に効果があり、酢味噌和え、かき揚げ、卵とじや酒のつまみにと、寒い冬を乗り切るための野菜としてたいへん重宝されています。

 

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