善哉? 汁粉?

2021年 01月22日 - 日常

寒いこの季節に食べたいぜんざい」や「おしるこ」。
みなさんは「ぜんざい」「おしるこ」と聞いて、どんなものを想像しますか?
ぜんざいは「善哉」と書き、その語源は2つあるとされています。
一つめは、もともと「善哉」は仏教用語で「すばらしい」を意味するサンスクリット語「sadhu」の漢訳であり、この食べ物のあまりのおいしさから僧が「善哉」と称賛したことから、と言われています。
もう一つは、出雲地方の神事「神在祭」でふるまわれた「神在餅」が由来とされ、「神在餅」の「じんざい」が訛り、「ぜんざい」へと変化した、と言われています。
神前に供えていた餅と小豆を一緒に煮て、小豆雑煮を作って再び供えていたものを「神在餅」と呼んでいます。
おしるこは漢字で「お汁粉」と書きます。
汁はツユがある料理、粉は具をさしたといわれています。
江戸時代末期にはあったといわれ、当時は甘いものというより、汁物というイメージでした。
砂糖は貴重な時代であったため、塩気のある味だったというワケです。
また、「餡汁粉餅」(あんしるこもち)「汁粉餅」と呼ばれていたそうです。

おしるこ」と「ぜんざい」 - 違いがわかる事典

地域性も絡んできてやや複雑です。
炊いた小豆に砂糖を加え汁状にしたものに餅や白玉を入れたものがおしるこです。
関東では粒あんもこしあんもあり、関西ではこしあんのものをおしること呼びます。
関西のぜんざいは粒あんのもの、関東のぜんざいは汁気の少ない濃いあんを餅や白玉にかけたものを言います。
ぜんざいやおしるこを食べる際には、違いを意識してみるのもいいですね。

 

「#自民の二大老害は政界を去れ」  法華坊主 joe

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