冬の十五夜をゆっくりと。

2021年 02月27日 - 日常

きょうは「満月」。
満月には英語圏で様々な呼び名があります。
4月は「ピンクムーン」、6月は「ストロベリームーン」などと月ごとに呼び方が変わります。
2月の満月は、この時期に雪が降ることから「スノームーン」と呼ばれます。
その他にも、2月の満月は「ハンガームーン(飢餓月)」とも呼ばれています。
様々な説がありますが、この時期は狩りが厳しい上に、冬を乗り越えるための備蓄食料が底をつく頃に重なることからこのように呼ばれるようになったそうです。

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なぜ日本では、月でうさぎが餅つきをしていると言うのでしょう?
月うさぎ伝説にも諸説ありますが、1番ポピュラーな要約バージョンをご紹介しましょう。
『昔、あるところにウサギとキツネとサルがおりました。ある日、疲れ果てて食べ物を乞う老人に出会い、3匹は老人のために食べ物を集めます。サルは木の実を、キツネは魚をとってきましたが、ウサギは一生懸命頑張っても、何も持ってくることができませんでした。そこで悩んだウサギは、「私を食べてください」といって火の中にとびこみ、自分の身を老人に捧げたのです。実は、その老人とは、3匹の行いを試そうとした帝釈天(タイシャクテン)という神様。帝釈天は、そんなウサギを哀れみ、月の中に甦らせて、皆の手本にしたのです。』
これは、仏教説話からきているお話です。
また、このお話には続きがあり、『うさぎを憐れんだ老人が、その焼けた皮を剥いで月に映し、皮を剥がれたうさぎは生き返る』という説もあります。
だから、月の白い部分ではなく、黒い部分がうさぎなんですね。
では、なぜ餅をついているのでしょうか?
「うさぎが老人のために餅つきをしている」とか「うさぎが食べ物に困らないように」という説がありますが、中秋の名月が豊穣祝いであることを考えると、たくさんのお米がとれたことに感謝する意が込められているようです。
月うさぎに思いをはせながら、冬の十五夜の月をゆっくりと愛でてみてはいかがでしょうか。

 

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