「長命寺」それとも「道明寺」?

2021年 02月28日 - 日常

和菓子屋さんの店先に「桜餅」が並び始めました。
桜餅は、春を感じさせるとても風流な和菓子です。
桜餅には、大きく分けて関東風の「長命寺」(ちょうめいじ)と、関西風の「道明寺」(どうみょうじ)2種類の桜餅があります。
どちらも単純に「桜餅」と呼ばれていますが、区別するときには「長命寺」「道明寺」と呼んでいるそうです。

桜餅、関東は巻くタイプの長命寺、関西はモチモチの道明寺。あなたの ...

「長明寺」は、小麦粉などの生地を焼いた皮で餡を巻いた、クレープ状のお餅です。
享保2年(1717年)、隅田川沿いにある長命寺の門番・山本新六が、桜の落葉掃除に悩まされ、ふと思いついて桜の葉を塩漬けにして、薄い皮に餡を包んだものに巻いて売り出したところ、これが江戸で大ヒットしました。
「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれ、関東ではこちらのタイプの桜餅が主流です。

桜餅は小麦粉と道明寺粉の2種類の生地がある? 葉は食べる?【関東・関西 ...
一方「道明寺」は、道明寺粉で皮を作り餡を包んだ、まんじゅう状のお餅で、道明寺粉のつぶつぶした食感が特徴です。
道明寺粉とは、もち米を蒸して乾燥させ粗挽きしたものです。
大阪の道明寺で保存食として作られたのが起源で、道明寺粉と呼ばれています。
関西では、こちらのタイプの桜餅が主流で、「道明寺」または「道明寺餅」と呼ばれています。

出身地によって馴染んだ桜餅が違うので、違うタイプの桜餅を知ったときはびっくりしますが、最近は「長命寺」「道明寺」どちらもよく見かけるようになったので、好みで選んでみても楽しいでしょう。

 

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