西洋の文化やマナーを取り入れ。

2021年 03月4日 - 日常

昨日の続きです。
左上位の置き方からなぜ現在の置き方、すなわち向かって左が男雛、右が女雛になったのでしょうか?
日本では古来より、左上位が続いていましたが、中国や西欧では右が上位とされています。
しかし、日本が世界とおつきあいするにあたり、大正天皇が公式の席にて、洋服を身に付け、皇后陛下の右に立ちました。
その後、昭和天皇が即位する際には、天皇が向かって左、皇后が向かって右に立ち、西洋の文化やマナーを取り入れ今の日本に繋がっていきます。
雛人形もこれらのマナーの繋がりから時代と共に立ち位置が変化したのです 。
よって、現代の雛人形と、古典的な雛人形は左右が逆なのです。

雛人形の顔(かしら)は他の部分とは別に造られています | 人形の東玉

古今東西美人にも色々ありますが、お雛さまのお顔の人気も西と東ではすいぶん違います。
どちらが良いというわけではありませんが、いわゆる現代美人型と古典的美人型があるようです。
関東方面から東日本にかけては、ポピュラーに人気のあるお顔で、ちょっと藤原紀香に通じる現代風の美人と言ったところでしょうか。
特徴は、ぽわんとした優しげな夢見るような表情で、世代を問わず好まれるようです。
関西から西日本で人気があるのは、別名「京顔きょうがん」と呼ばれるお顔です。
名の通り京製人形に多い顔で、長い歴史の定番中の定番です。
鼻筋が通った切れ長の目、高貴で品のある顔立ちは、飽きが来ない顔として長く人気を誇っています。
雛人形を選ぶポイントで、一番大切なのはお顔の表情かもしれませんね。
我が子に似た顔や「こんな顔になってほしい」という好みを交えて選ぶことが大切だと言われていますよ。
以上、息子2人で孫娘もいない法華坊主のつぶやきでした。

 

総務省接待「NTT オマエもか」  法華坊主 joe

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