仏道修行の一週間。

2021年 03月16日 - 日常

明日は「春の彼岸の入り」です。
2021年の場合、春の彼岸入りは3月17日、お中日 は3月20日(春分の日)、彼岸明けは3月23日です。
彼岸とは、仏教用語では、サンスクリット語で「波羅蜜多」を訳した「到彼岸」から出た言葉です。
人々が暮らすこの世「此岸(しがん)」に対し、向こう岸の世界、迷いがなく、生死を超越した悟りの境地に到達するという意味です。
彼岸の期間は、浄土へ生まれ変わりたいと願い、布施(ふせ)、持戒(じかい)、忍辱(にんにく)、精進(しょうじん)、禅定(ぜんじょう)、智慧(ちえ)という正しい6つの行いを実践する時とされています。
お盆が先祖の霊がこの世に戻ってくるのに対し、彼岸はこの世から浄土へ近づくために修行をする期間です。
ある意味、極楽浄土にあこがれる期間と考えるとわかりやすいかもしれません。

今日は、春彼岸の入りです。過激な三寒四温も、そろそろしまい、春の ...

彼岸に仏教的な行事を行うのは、世界中でも日本だけの風習といわれています。
平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事化されたという歴史があります。
平安時代に記された歴史書『日本後記』によると、806年に彼岸会が行われたという記録があるようです。
また聖徳太子の時代からともいわれています。
このほか『蜻蛉日記』や『源氏物語』、『更級日記』など平安時代を代表する、日記や物語にもお彼岸についての記述があります。
彼岸は、お盆と並んで故人や先祖を想う、大切な時期です。
一年の中でも気候のよい、過ごしやすい時期でもありますので、お墓参りなどに行かれてはいかがでしょうか?

 

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