サクラが散った後。
2021年 04月16日 - 日常
「桜蘂降る(さくらしべふる)」という言葉をご存じですか。
「桜の花が散った後、萼(がく)についていた蘂(しべ)が降ること」を「桜蘂降る」と言うそうですが、実際は蘂が降るというよりは、赤い花軸がポトポトと落ちてくるという感じです。
桜の花がすっかり散ると、枝には蘂をのぞかせた釣鐘型の萼が残ります。
やがてそれもばらばらと落ちていき、桜花爛漫とは打って変わった心寂しさを感じます。
役割を終えて残された蘂が最期に舞うの姿を「桜蘂降る」と言うそうで、晩春の俳句の季語にもなっています。
桜の花が散ったあとに「葉桜」の季節が始まると思っていましたが、その間にもうひとつ「桜蘂降る」季節があったことを初めて知りました。
日本語の奥深さは、季節を探るとさらに奥深いのですね。
桜の花が散ったあとに「葉桜」の季節が始まると思っていましたが、その間にもうひとつ「桜蘂降る」季節があったことを初めて知りました。
日本語の奥深さは、季節を探るとさらに奥深いのですね。
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