丘に生えるヒジキ。

2021年 06月26日 - 日常

「オカヒジキ」ってご存じですよね。
オカヒジキは、東北地方などでは古くから食用として自然に浜などに生えているものを採っていたようですが、栽培の始まりは江戸時代初期です。
庄内地方の浜で採れた種が船で最上川を上り、船着き場の砂塚村(現在の山形県南陽市)で植えられ、発祥の地となったとされています。
現在も山形市と米沢市ではオカヒジキの栽培が行われ、山形県置賜(おきたま)地方の伝統野菜として扱われています。
去年まで、山形の道の駅にわざわざ買いに行っていましたが、なんと我が家のすぐそばの老翁が栽培しているありませんか。
老翁曰く「こんなの だれもくわねべぇど おもっでだ~」。

シャキシャキが美味しいオカヒジキ | 日本食品名産図鑑

調べてみましたら、オカヒジキはヒユ科オカヒジキ属の一年草で、日本全国の日当たりの良い海岸の砂浜や砂礫地、塩生地等に自生しているそうです。
葉の様子が海藻のヒジキに似ていることから、丘に生えるヒジキと言う意味で「オカヒジキ」と名付けられました。
オカヒジキの栽培は春から晩秋にかけて数回に及び収穫されていますが、他の野菜には害虫などが付きやすいのに対し、オカヒジキには虫が付かないそうです。
なので、通常栽培においては農薬を使わないのが一般的とのことですから安心して食べられますね。
私は、茹でてお浸しで食べるのが一番好きですが、サラダ・あえ物・味噌汁の具などにも適しています。
また、オカヒジキはカリウムを非常にたくさん含んでいるため、ナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧予防にも効果があって、さらには長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあるそうです。
現在は、栽培されたものが流通しているので、スーパーでもすぐに手に入るようですから、ぜひお試しください。

 

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