家から出たら十分注意せよ!

2021年 06月29日 - 日常

今朝放送の、林先生の言葉検定で「雨だれ石を穿つ」に由来する故事を取り上げていました。
「あまだれ いしをうがつ」と読み、その意味は「軒から落ちる雨垂れも、長い間には石に穴をあけることができる。力は足りなくても、 根気よくこつこつと何度も繰り返してやれば、最後には成功するということ」です。
すなわち現代の意味は「努力とその成功」ですが、元々の由来は「政府の不満が顕在化する」という予想として使われていたものだそうです。
情報共有の友人から早速LINEが来て、当時の子育て記を回顧しながら諺の妙について教えてくれました。

三途の川」この意味知ってる? | 二月の満月

雨にかかわる諺で、法華坊主が好きなのは「雨垂れは三途の川(あまだれは さんずのかわ)」です。
その意は「家から一歩出れば、どんな災難や危険が待ちかまえているかわからないということ。軒下から落ちる雨だれが、三途の川のように、あの世とこの世の堺だから、家から出たら十分注意せよ!という戒めのことば」です。
「三途(さんず)」とは仏教用語のひとつで、世の中には3つの苦しみの世界、つまり地獄道(ぢごくどう)、餓鬼道(がきどう)、畜生道(ちくしょうどう)という三悪道があるとの考えに由来しています。
三途の川は、現世とあの世を隔てる境目にあるとされる川で、死後7日目に渡るとされる冥途に流れる川です。
三瀬川(みつせかわ)とも呼ばれていますが、その理由は、三途川には流れの速さが違う3つの瀬があり、現生での業の深さによって渡る場所が変わる、という考え方からです。
善人は橋を渡り、軽い罪を犯した者は浅瀬を、重い罪を犯した者は流れの速い深い瀬を渡らなければならないという言い伝えがありますので、ご用心ください。

 

麻生の「自業自得」発言に、二階は「問題外」。  法華坊主 joe

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