知っておきたい基本とマナー。

2021年 07月1日 - 日常

今日から7月、その和名は「文月(ふみづき)」。
梶の葉に和歌をしたためてお祀りする「七夕」の行事にちなんだ「文披月(ふみひらきづき)」が転じたものと言われています。
そして今日7月1日は、夏至から数えて11日目、雑節のひとつ「半夏生(はんげしょう)」です。
梅雨の末期で、半夏(烏柄杓〈カラスビシャク〉)という毒草が生える多湿で不順な頃とされています。
農家の人たちはこの日までに田植えを済ませ、どんなに気候不順な年でもこの後は田植えをしないという習慣がありました。
地方によっては、ハンゲという妖怪が徘徊するという言い伝えがあり、この時期に農作業をしないようにという戒めになっているようです。
半夏生までに田植えを済ませた農家では、この日の天候で稲作のできを占います。

6月21日:『半夏生(はんげしょう)』の花 - 日々コレ西宮 - 西宮流 ...

私たちが纏う夏の着物には単衣(ひとえ)だけでなく、単衣の中でも7月・8月だけに着る、絽(ろ)・紗(しゃ)・麻(あさ)などの薄物と呼ばれる夏にお勧めの着物があります。
10月から5月までは裏地のついた袷(あわせ)の着物6月・9月は裏地のない単衣(ひとえ)の着物、そして盛夏の7月・8月は、単衣に仕立てた着物の中でも薄くて透け感のある薄物(うすもの)を着るのが基本です。
最近は暑くなる時期が早いこともあり、5月くらいから単衣を着る方も多く、エアコンの影響で通年、袷の着物を着るなど、着物の着こなしも多様になっています。
しかし、薄物は夏のおしゃれの基本であり、着物を着るうえで知っておきたいマナーです。

 

中国共産党 100周年。  法華坊主 joe

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