たな/ばた、た/なばた、たなば/た?

2021年 07月8日 - 日常

昨夜の七夕は、織姫と彦星が天の川を渡れず残念な「催涙雨」でした。

催涙雨|水紀 佑(cosmosways)|note

ところで、七夕に「たなばた」とルビを振る場合にはどこで切ったらいいのでしょうか?
ワードで文章を作ったりするときは、漢字一文字ごとに語句を読み仮名を入れていきますよね。
七夕は、「たな・ばた」「た・なばた」「たなば・た」一体どれでしょう?
正解は、区切りなし!です
これは、日本語独特のもので「熟字訓(じゅくじくん)」といい、簡単に言うと、熟語全体でその読み方をするという意味です。
熟字訓とは、2字以上の漢字からなる熟字を訓読みすることをいいます 。
熟字とは2字以上の漢字が合わさって1つのまとまった意味を表すものをいいます 。
これを合わせて熟字訓を分かりやすく言いかえると、2字以上のまとまりになっている漢字を1文字ずつ分けて音読みや訓読みをせず、1つのまとまりとして訓読みするものとなります。
七夕の他に熟字訓は、明日(あす)、大人(おとな)、河原(かわら)、川原(かわら)、昨日(きのう)、今日(きょう)、果物(くだもの)、今朝(けさ)、景色(けしき)、今年(ことし)、清水(しみず)、上手(じょうず)、一日(ついたち)、時計(とけい)、博士(はかせ)、二十日(はつか)、一人(ひとり)、二人(ふたり)、二日(ふつか)、下手(へた)、部屋(へや)、迷子(まいご)、真面目(まじめ)、真っ赤(まっか)、真っ青(まっさお)、眼鏡(めがね)八百屋(やおや)などがあります‎。 ‎
‎た‎だし、これらは小学校で学習する熟字訓で、中学校以上で習う熟字訓はまた別にありますが、次の機会に申しましょう。 ‎
‎いつものごとく、日本語って難しいですね。

 

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