鰻と梅干の食べ合わせ。

2021年 07月27日 - 日常

明日は、「土用の丑の日」です。
この日は昔から、梅干し・うどん・うりなど「う」のつくものを食べて夏バテ防止をする風習があり、「う」のつく「鰻」は、まさに疲労回復効果抜群の食べものとされていました。
土用の丑の日が近づくと、鰻屋さんばかりでなく、あちらこちらから蒲焼のいい匂いがしてきて暑さに負けそうなときも、なんとなく食欲をそそられるもの。
もちろん、食べればもっと元気が出るでしょう。

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昔から「鰻と梅干は食べ合わせが悪い」といわれてきました。
ところが、医学的には、梅干は胃酸を濃くして、鰻の油分の消化を助けるので一緒に食べることは逆に好ましいそうで、この言い伝えは単なる迷信のようです。
では、なぜそのような迷信が生まれたのでしょうか。
これにはいろいろな説があります。
1)贅沢の戒め説・・・梅干は胃酸を分泌させ、食欲を増進させます。それで高価な鰻をたくさん食べられるようになるので、贅沢を戒めるために生まれたのではないか。
2)過食の戒め説・・・鰻も梅干も食がすすむ食材。脂っこい鰻も梅干を食べながらだとつい食べ過ぎてしまうので、食べ過ぎを防ぐ意味ではないか。
3)栄養の消失説・・・梅干には、脂っこい食物をさっぱりさせる性質があるので、体内で鰻の栄養分が消されてしまうのでは…と心配したため。
4)食中毒の予防説・・・鰻が腐っていたら酸味がある。梅干を一緒に食べると、梅の酸味のせいで鰻が腐っていることが判らないため。

このように見てみると、食べ合わせの言い伝えの中には、食べ物を大切に考えた昔の人の知恵がたくさん詰まっていますね。

 

ソフト金メダル、13年越しの連覇。  法華坊主 joe

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