家族の優しい気持ちが一番です。

2021年 08月13日 - 日常

お盆飾りを調え、迎え火を焚いて、今年もご先祖様を無事にお迎えすることは出来ましたか?
お盆飾りとは、お盆にご先祖さまの霊をお迎えするために、盆棚と呼ばれる祭壇を使って行なう飾り付けのことです。
お盆飾りに用いられるものには、それぞれ意味があります。
主なものとしては、
(1) 盆提灯・・・盆提灯は浄土から帰ってくるご先祖様の霊が、迷うことなく家にたどり着けるように掲げる迎え火といわれています。
(2) ほおずき・・・盆提灯と一緒に提灯のような形と炎のような鮮やかな色を持つほおずきを飾るのも、ご先祖様の足元を照らす灯りになると考えられているからです。
(3) 精霊馬・・・キュウリやナスといった夏野菜で馬や牛をかたどったものが精霊馬(しょうりょうま)ですが、本物の野菜を使うほか、和紙などで作った細工品で代用することもあります。
精霊馬はご先祖様の乗り物とされ、浄土から現世へ帰ってくる時は早く戻れるように足の速い馬、浄土へ戻る際には名残を惜しんでゆっくり歩む牛を用意するともいわれています。
(4) まこも、蓮の葉・・・お釈迦様は、まこも(真菰)で編んだゴザの上で、病人を治療したという言い伝えがあります。
蓮は、泥水の中でも美しい花を咲かせ、水をはじく蓮の葉は迷いに染まることなく悟りを開くものの象徴といわれています。

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盆飾りは、家に戻るご先祖様の霊をおもてなしするために飾りますが、宗派・地域によって飾り方もさまざまで、特別なしきたりやルールはありません。
お盆飾りの飾りやお供えには、一つ一つに意味があり、ご先祖さまの霊を迎える家族の優しい気持ちが宿っているということです。
飾り方だけでなく、そのいわれや意味を知ることで、何気なく飾っていたもの、お供えしていたものに、より心をこめることができれば幸いです。

 

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