日本らしい夏の風情。

2021年 08月25日 - 日常

週末には、厳しい残暑が復活しそうです。
今夏もハンディ扇風機を持って、夏場の暑い通勤通学やお出かけに重宝した方もたくさんいるのでは。
近頃は静かで長時間駆動する高性能モデルや薄型コンパクトで携帯性の良い扇風機、羽根なしの軽量タイプ、さらにはお洒落でデザイン性の高い物やかわいい扇風機まで、多くのハンディ扇風機が登場しています。
しかし、「浴衣(ゆかた)に団扇(うちわ)で涼(りょう)をとる」、これこそ日本らしい夏の風情です。
節電、エコの時代、団扇のやさしい風も見直されています。
団扇の語源には諸説ありますが、うちわは羽を使ってハエや蚊などの害を打ち払うことを指す「打ち」という言葉と、その道具である「」を組み合わせて「打ち羽(うちわ)」となったことが語源とされています。
害を打ち払うという行為にはハエや蚊などの虫だけではなく、病魔などの害を撃ち払う魔除けの意味合いも含まれていたそうです。
なぜ漢字で「団扇」と書くのかというと、語源のままの漢字であれば「打羽」となるはずですが、実際には「団扇」という漢字が用いられています。
この団扇という漢字は、実はもともとは中国で使用されていた中国語です。
中国語で丸いという意味である「」という漢字と、観音開きの開閉の際に風が生じる様子を表した「」という漢字2文字で、中国では「団扇」と呼ばれていました。
「打羽」という漢字が当初の日本では使われていましたが、次第に中国語の団扇を日本でも使用するようになり、現在でも団扇の漢字が使用されています。
これが団扇という漢字の由来です。

団扇(うちわ)の起源 | 館山市役所

団扇といえば、何の心配や不安もなく豊かで気楽な生活を送る様子を指す「左団扇」という言葉がありますが、この左団扇にも語源があります。
利き手が右手であることを前提とし、利き手でない左手を使ってゆったりうちわを扇ぐ様子は、仕事などに追われずゆったりした時間や生活を送っているように見えます。
その様子が「左団扇」という言葉の語源ですが、間違った使い方していませんか?

 

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