感染症が「無し」となるよう願いながら。

2021年 08月30日 - 日常

今朝の『福島民報』あぶくま抄に、次のような記事が載っていました。
題は「災いナシ」です。

株式会社福島民報社様 ユニフォームスポンサー決定のお知らせ - 福島 ...

 

梨の収穫が盛んな時期となった。
頬張ると、みずみずしく芳醇(ほうじゅん)な果汁が口の中いっぱいに広がる。
歌人の若山牧水は〈こほろぎのしとどに鳴ける真夜中に喰ふ梨の実のつゆは垂りつつ〉と表現した。
日本における栽培の歴史は古く、七世紀末の持統天皇の時代には奨励されていた。
江戸時代には国内各地で生産され、多くの品種が生み出されたと伝えられる。
現在、本県は全国でも上位の栽培面積と生産量を誇る。
今は「幸水」が出荷の最盛期を迎えている。
これから「豊水」や「二十世紀」「あきづき」「南水」などが続く。
秋の味覚として、県内外の食卓に上る。
語音は「無し」に通じる。
財産や幸運がなくなるとして敷地に植えるのを忌んだり、縁起を担いで「有りの実」と言い換えたりする。
その一方、家の建材に使えば、「何もなし」で盗難に遭わないとも言われてきた。
良くも悪くも考え方次第なら、御利益がある方向で考えたい。
今年は春先の遅霜によって大きな被害が出た。
生産者は困難を乗り越え、何とか出荷にこぎ着けた。
感謝の念とともに、新たな災害や人々を苦しませている感染症が「無し」となるよう願いながら、旬の恵みをいただく。

とても気に入った文章でしたので、転載させていただきました。

 

下村氏、総裁選への立候補を断念。  法華坊主 joe

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